スリップダメージを作り出す心の病は何故、起きるのか?

今回のテーマである『スリップダメージ』というのは、元々はゲーム用語。

時間の経過と供に体力が減少していく状態を指している。

ゲーム上ではHPが徐々に減っていき、分身が死にやすくなっていくというものです。

これはあくまでゲーム上という仮想世界での話ですが、現実でも至る所にスリップダメージを起きる要因はあったりする。

 

スリップダメージの起源

前置きとして、スリップダメージという言葉の起源を記してみよう。

おそらくこれはファイナルファンタジーから普及した造語であると思われる。

スペルはSlip damageであり、Slipという単語には能力・状態が衰える悪化する下がるという意味も込められている。

ちなみにこういうゲームの仕様としては、私のブログにもよく出てくるMMORPG【リネージュ】にもあったりする。

リネージュでは特定のエリアを歩いているだけで、HPが徐々に減っていくという仕様があった。

プレイヤー的には非常に厄介であり、それだけでも縛りプレイをさせられている感覚に捉われる。

 

さて、ゲームの話はこのくらいにしておき、我々が生きている現実ではどのような状態の時に、スリップダメージが加えられていると思えばいいのか?

 

スリップダメージには幾つかのパターンがあり

いくつかのパターンがあると思います。

繰り返しになりますが、スリップダメージとは時間の経過と供に徐々に自身の体力や能力が悪化していく状態

 

例えば住み慣れていない環境に、いきなり赴いたら体調が徐々に悪化してしまったりとか。

酸素が豊富なところから、高地の空気が薄いところに慣れていない人が行けば、たちまち頭痛を感じたり体調が悪くなることは必至。

これは自分に合っていない場所に行ったことによるスリップダメージの発動と言える。

 

我々の身近な例でいえば、猛暑日は体内の恒常性機能が激しく揺さぶられて、あらゆる不快感を起こすことが多い。

加えて過剰な発汗によって、皮膚に湿疹が出来たりとか。

これも立派なスリップダメージであるともいえる。

 

当然、逆も然りだ。

極寒の日には、免疫力が下がることによって、病気になりやすくなりもする。

病気にかかってしまえば、やはりそれはスリップダメージに繋がるわけだ。

 

この様に我々の生活の中には、スリップダメージを引き起こす要因が至る所にあったりする。

 

スリップダメージの回避方法

こうしたスリップダメージを自らに及ぼさない為の方法は、割と簡単であったりもする。

暑いならば塩分を含んだ水分を補給したり、寒いならば暖をとったり厚着したりとか。

物理的な状態を変えることによって、回避できるものは多いが、それ以外はどうだろうか?

 

こうしたスリップダメージの回避方法の中には『慣れ』というものも大きく関わってくる。

例えばそれまで慣れ親しんだ環境から別の環境にいったのならば、ダメージを受けながらもじっくりと自分が適応できるようになるまで時を経過させる。

これには多くの時と活力が必要になるが、決して不可能ではない。

 

居心地の悪い環境によって、精神的にダメージを負って、それが肉体に表れたとしても、それが自分にとって重要ならば『慣れ』という生理機能が発動する。

大体、これは早くて3日、3週間、3ヵ月程で適応できる。

するとスリップダメージは無くなる・・・と、いうか気にならなくなってくることが多い。

 

しかし、最も重大なスリップダメージというのは、心が汚染されている場合である。

 

心のスリップダメージは生き地獄

どんな環境にいても、どんな状態であっても、自分自身の心がスリップダメージ状態になっている場合は何をしても幸せにはなれない。

私の知人の娘は小学生の時に養父に性的虐待を受けたことによって、心が壊れた。

それが周囲に知れ渡り、後に家庭崩壊を引き起こした。

その娘は後に解離性同一性障害を引き起こして、現在は非常に難しい状態に陥っている。

 

1人の心が壊れれば、周りも巻き込んで、当人と身近な人間・・・それらの領域にスリップダメージを及ぼす。

こうなってくると、それは正に生き地獄と化すわけだが、それもこれも心の在り方や物事の解釈の仕方によって、未然に回避できたのかも知れない。

 

しかし、残念なことに脳機能学や心理学などの知識や活用方法などは、普通は分からないことである。

加えて前述した知人の娘というのは、クリティカルエイジという最も大事な時期に父親から性的虐待というおぞましい行為の被害者になっているのだ。

もはや、どういうケアをその後したとしても、その時点で心は破壊されてしまったのだ。

余程のことがなければ、やはり現在の状態を回避できなかったのかも知れないが・・・。

 

心のスリップダメージを引き起こさない為には?

人間は生きていれば、それなりに辛いことには必ず遭遇する。

特に子供の時などは、非力であるし、保護者の存在が非常に大きいわけで、どうしてもそこに合わせる必要がある。

保護者が鬼畜外道であったならば、もはや運が悪いとしか言いようがない。

 

しかし、敢えて言わせてもらうならば、心が破壊される前にトラウマの発端となった事象の解釈を変えてみたりする。

加えて自分自身にとって最も重要な未来を設定することで、それ以上、悪化させることはない。

 

しかし、何はともあれスリップダメージを引き起こすことに遭遇しない様に、自らを律して行動を制限するというのが一番。

それは即ち、私の持論である棒が倒れてから立て直すのではなく、ハナから倒れないようにしろというロジックだ。

 

人間には誰でも考える力があり、事前に予測を立てるイマジネーションという特殊能力が備わっている。

それらを有効的に活用し、物理空間に役立てることで、いくらでも自分にとって悪い環境もひっくり返すことが出来るもの。

 

過去があるから現在があると考えずに、未来から時が現在にやってきて過去になる。

こうした考え方を大事にしていれば、スリップダメージを引き起こすことに遭遇する確率を減らすことが出来る。

そしてスリップダメージがあるのならば、逆にスリッププロフィッツ(利益、得)なる概念だってあってもいいわけだ。

 

つまり時の経過と供に良くなっていく。

そういった方に心の力を使っていくことが望ましい。

 

その為にはやはり自分自身が自分のことを良く知る必要がある。

そして、未来に目を向けて、今、自分が出来ることをやっていくしかない。

 

私がかつてよく自分に言い聞かせて、一部の人に向けていっていたことがある。

 

『振り向くな、ためらうな、迷うな』

 

スリップダメージを自分に及ぼさない為に、敢えてダメージを受け容れて『慣れる』。

或いは一過性のダメージにして、スリップさせないという考え方だ。

 

これの源泉は『勇気』『度胸』になるのかも知れないが。

 

終わりに・・・

上げて落とす様なことを最後に記して締めくくる。

 

ちなみにあらゆる例や実際に起きていることなどを取り上げて、スリップダメージを解説してみた。

しかし、実は現代人の多くは自覚なしに特定のスリップダメージを負わされているという見方も出来る。

 

それは資本主義教における、金が全てと言うマインド。

 

当然、カネは大事だし、便利な道具だが、これに焦点を向けすぎると常にお金を追わなければならないラットレースに巻き込まれる可能性がある。

 

或る意味、現代人にとっては『普通』なのかも知れない。

だが、そうしたことにも目を向けて、少し立ち止まって考えてみるのも悪くない。

 

何はともあれ自分の幸せというのは、自らが能動的に思考し、行動することによってしか得ることが出来ないのだから。

 

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