※2018年6月14日に投稿している過去記事の加筆・修正分。
自分の書いた記事の中でも、やたらと感情がこもっていると思うモノで、客観的に見ても『けーご、らしいなぁ・・・(笑)』と強く感じるので、好きな一本。
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全くタイトルには意味がありません。
ただ何となく平山夢明さんの書いた私の好きな小説【独白するユニバーサル横メルカトル】を思い出して、何となくつけてみた。
ここ数週間のことをちょっと書いてみます。
5月15日にはじけたこと
2018年1月中旬に私の目につくもの全てが不平不満、愚痴、泣き言、ネガティブな言葉に満ち溢れていた。
正直なところ、私はいつも前向きにポジティブに物事をみてしまう。
決してアクセル全開に全ての物事に踏み込んでいる程、無謀ではないのでブレーキは心得ているのですが、それでもなるべく自分以外のすべてを感謝で見ようとする心構えは絶対に忘れていない。
でも、さすがにそんな目の前に広がる世界を見ているのは、あまりにもシンドイと感じたので、現実逃避をしていました。
そこはインターネット上の所謂、仮想世界。
そこでの物事は非常に楽しく、リアルでの名前や顔は全く分からないけど、チャットを通しての意志の疎通で何となく分かってしまう人たちとの交流は素直に楽しかった。
物事の内容はどこか単純でありながら、実は緻密にしっかりと考えてやらないとならない。
何故ならば、そこでの最大の武器は時間の使い方であったからだ。
当然、昔からいる人間が成していることには、その人間が辞めない限りは絶対に超えることも追いつくことも出来ない。
だから、別のことをして、自分なりのやり方を確立しなければ、楽しくない状況に陥る。
それがかえってハマることになった。
しかし、5月に入り、そろそろ現実に戻ろうかと考えた時に、ある切欠を機にその世界は徐々に空虚でアホらしく見えてきた。
決して子供の様に壊してから去るということはしていないけど、どこか終着駅に差し掛かったそんな気がして、フェードアウト。
そして、戻ってきた現実世界は特に何も変わらずに相変わらず平和なものであった。
当たり前だ・・・誰にも依存していない環境を作り上げてきたから。
そもそも旗が倒れてから何とかしようという危ういことは絶対にしない。
何故なら一人だからだ。
じゃあ、旗が倒れない様にしておこうという感じでやっている。
しかし、まだ自分の中では矛盾があったりする。
要するにトラブルらしいトラブルがないから、刺激が足りなく空虚な気持ちになりやすいということだ。
単純につまらないってことだ。
産業廃棄物の様な自分自身
5月15日に現実に戻ってきた私は6月までに色々と細かいことをした。
まずは部屋の掃除や整理整頓、それからPC内部のいらないアプリケーションやファイルの削除。
別世界で学んだメモ書きやレポートで不要と感じるものは全部捨てて、残すものはPDF化したりして、PCの奥の遺物と名付けたフォルダがある奥深くのハードディスクにしまいこんだ。
物だけではない、自分の頭の中も言ってしまえば棚卸しをして洗い出してみた。
どういうわけかこういうことをしていると、向こうから離れていくリアル人間関係も少なからずあった。
邪魔な人間関係など今の私には無かったけど、相手がもう私を必要としていないなら仕方がない。
こういう普通に考えれば辛いことも自分にとっては運命であったと受け容れるようにしている。
そしてポジティブに考えるようにした。
更に自分の心や時間に空白という余裕が出来たから、これはこれで良かったのだと。
6月に向けてあらゆる掃除や整理、洗い出しなどを行っていたけど、具体的に何をするのかは全く決まっていなかった。
あくまで長期的な自分のゴールは定めてはいるものの、短期的に何をするのかは全く決めていなかったからだ。
5月20日以降はただ産業廃棄物の様に寝転がり、未来の自分を思い浮かべたりすることが多かった。
贅沢な時間の使い方をしているなーと感じたものの、特に焦りはなかった。
既に自分は数年前に思い浮かべていた願望を達成していたからだ。
正直に言って、
『俺は充分、満たされていて、もう絶対に欲しいものなんかない。』
と、感じていた。
本当の魔道の始まりか?
ただ、私は知っている。
全てを満たした人間は18ヶ月で死ぬことが多いということを。
何故かと言えば、全てを満たした人間はもう明日を生きる理由がないからだ。
やりたくないことはしない。
やりたくないことでもやらなきゃいけないのが大人なんだよ?
と、いった奴らが沢山、今まで私の前に現れてそういった。
しかし、それをし続けるのはプレイヤーやスターの生き方であって、そんな生き方なんか眼中にない。
だから私は敢えて自分自身が一番、生きてきた中で辛いと感じた5年前を再現しようとしている。
それはまるで忘れものを取りに出かけていくようなものなのかも知れない。
明らかに5年前の自分とは何もかもが変わっている私が、同じことを再現してどうなっていくのか?
つまり、これは自分自身を被験者にした人体実験そのものなのかも知れない。
が、むしろそれはゲームの様に考えていたりする。
自分が満足する結果がそれをすることによって得られたのならば、もう一人の知らない自分に出逢えるかも知れない。
そんな気がしている。
この世は要するに・・・
むかしむかし、あるところに、名もなきどっかの人間がこんなことを書いていた。
結構、有名になってしまったテキストだけど、これはすごく私も好きなテキストなので引用させてもらう。
本気でがんばるとぎりぎり倒せるように絶妙のバランス調節がされた敵。
単純作業じゃ効率が悪いけど、工夫次第でどんどん効率を上げられる経験値システム。
リセット不可の緊張感。でもシレンとかよりずっと死ににくいからあんま気にする必要なし。つーか普通のゲームでもリセットなんて邪道じゃん。
全てのキャラが深い人間性と歴史を持って登場する、圧倒的リアリティ。
グラフィックが綺麗すぎ。多分、無限×無限ピクセルで、毎秒無限フレームで動いてる。色も多分無限色使える。夕焼けとかマジありえねー美しさ。
BGMの種類がほぼ無限。選曲も自由。自分で作った曲を流すこともできる。
人間が作ったとは思えない、とんでもなく複雑で洗練されたシナリオ。
リアル出産システム採用。自分と、自分よりも大切に思える相手の遺伝子を半分ずつ受け継いだ、奇跡のようなキャラを生み出して、そいつに自由に色々教えて育てることができる。すごく嬉しいし、ちょー楽しい。
ネコっつー生き物が登場するんだけど、これがちょーかわいい。
食いきれねーほどの種類の料理があって、超うまいものが時々食える。
説明書が無く、仕様が明かされてないから、自分でデータとって仕様を推測するしかない。これがまたとんでもなく高度に洗練された仕様になってるっぽくて、なかなか正確には分からん。だから、とりあえず大雑把に推定し、それに基づいて行動して、データを取りつつ徐々に予測値を修正していく必要がある。これがまた楽しい。徐々に明らかになっていく世界観。
未だに明らかになってない謎が山盛り。
友達と一緒に協力して遊べる。
無料。
本気で自分を愛してくれるキャラがいたりする。
ゲーム内で別なゲームやったりアニメ見たり出来る。
登場キャラと本当に心を通わせることが出来る。
信じがたいほど深い感動を味わえるイベントが結構ある。もちろん本気でやらないとフラグを無駄にするだけだが。
こんなとてつもない神ゲーを糞ゲーとか言ってる奴は、本気でこのゲームをやったことがない奴だけ。
まあ、一切がんばらずにクリアできるようなヌルゲーばかりやってる奴には、このゲームはちょいとハードかもしれんがな。
でも一端ハマった奴はみんな、このゲームを辞めたくないって言ってるぜ。
敢えて、このテキストに付け加えたい。
元々、私はゲーム廃人でもあるので・・・。
何でもアリだけど、場合によっては自分のお金や時間を大きく損なうペナルティが自分より強い奴らに課せられることがある。
出来ることはほぼ無限に近くって、このゲーム内には実に30000以上のクラスがある。
こんだけクラスがあって自分に向いているクラスが見つからないとかアンポンタンの極み。
だけど場合によっては自分でクラスを作ったりすることも可能だから、やべえゲーム。
ゲームオーバーも好きな時に自分で出来るし、ゲームクリアも自分で好きな時に出来ちゃう優れモノ。
実は裏技もあったりしちゃうけど、それもやっぱり自分が動かないと発動しないからめんどくせーよなw
と、いわゆる普通に生きている人が読んだら、病んでる?と言われそうな文章を書いてみましたが、もう一つだけ・・・。
つまり、これから始まることは・・・
リアルオンライン
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確かにあの時って、自分の周りって根本的には平和と言えないことも無かった。
でも、気が滅入ることが多くなり出していた時期だしね。
自分の楽しいことに逃げるというのは、決してチキンでもないし、至極、当然で正解であったと思う。
そこから得ることも多かったわけだし。
ただ、結局は特定の人間にしか価値が無い世界というのは、遅かれ早かれ廃れていくし、いずれはつまらないものになっていくことが多い。
なので、楽しめなくなったら去るという行為そのものも正しかったと言える。
・・・引用したテキストというのは、確か2chの名も無き人物の投稿からだった記憶がある。
今でも・・・今でもすごく良いテキストだなぁ・・・って思う。
もちろんゲームにドップリ使って、その快感が分からない人間には伝わらないだろうけどね。
忘れ物を取りに行く感覚か・・・まあ、当時、それをしたけど、もはや違う人間になっていたから、楽しめなかったね(`▽´;)
こうして一年以上ぶりに振り返ってみてさ、当時、記事を書いているのは間違いなく『けーご』自身。
だけど、言ってしまえば別人が書いているといってもいいのだ。
リアルオンラインの心情ってのは、常に私は持っている。
『遊びじゃねーんだよ、グルワァ!!!』って言って、自分だけが大変なことをしていると錯覚している人間も多い。
そういう属性の人には、この感覚って絶対に理解出来ないだろうし、理解する必要もないだろう。
でも、所詮は人間の心というのは【情報処理システム】だから、それ以上でもそれ以下でもない。
何がどうあっても余裕をもって、生きていくことが幸福へのキーになっていくから、私は何があっても【リアルオンライン】の精神を忘れない様にするけどね。