1つ前の記事で『一個人が神になれる方法』という記述がありました。
今回はズバリ、そんなことをテーマに書いてみようと思います。
ちょっと問い掛けと例え話が多くなりますが、ご了承を。
まず大前提として・・・
ここで1つ、読んで下さっている読者様、たちに問い掛けをさせてもらう。
『皆さん、何に一番、時間を使っているでしょうか?』
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一般的には『仕事』だと思います。
この【たった一人の魔道】を読んで下さっている方々は、アダルティな方々が多いと思うので。
やはり、多くはリアルの物事に多くの時間を使っていると思います。
仕事以外に、家事・育児などなど。
しかし、そんな自分自身の生身を使って取り組んでいる物事が、直接的に現実にレスポンスが来なかったとしたら?
今だったらSNS(TwitterやFacebookなど)ばかりやっているとか色々。
自分が一番、時間を使って意識を向けているところというのが、紛れもなく『自分の世界』、『自分の居場所』になっているわけです。
そして、これはSNSだけではなく、例えばゲームであっても同じことなんです。
1日の中で何をするにしても【ポケモンGo】のことばかり考えてて、余暇があればすぐに端末取り出して【ポケモンGo】を遊んでいる。
その人にとってはリアルの生身を使いながら、自分の世界というのは【ポケモンGo】の中にあるというわけです。
間違いなく、この例をとれば自分の世界は現実には無く、ゲームが自分の世界であり生き甲斐になっているわけです。
これが前提です。
現実社会を生きているんです。
ですが、自分の意識がどこにあるのか?
どこに自分の時間とエネルギーを使っているのか?
場合によってはお金だったりとか。
あるアングラな世界のお話
ある例えですが、実話を交えて記します。
その世界は某MMORPGのエミュレートサーバー。(以降、エミュ鯖とする)
元々、海外は元より日本でも以前、大ヒットを飛ばしたゲームサービス。
その世界はそれらのゲームクライアントを改造して、ネット上の有志たちによってサーバーファイルをオープンソース化したものがベースとなっている。
(元は海外から日本に流れてきたものだそうだ)
本来はMMORPGなどは、しっかりとした運営会社によってサービス提供がされているものだ。
しかし、エミュ鯖というのは、基本的には誰でも立ち上げられるものであったりする。
そこにはプレイヤーが集い、エミュ鯖ならではの独自仕様などの中で遊んでいくという世界。
当然、こういった行為は違法であり、仮に改造したクライアントを配布している運営元から訴訟されれば100%負けるだろう。
海外では現に逮捕されたサーバー管理人などもいるし、日本でも少なからず事件になった報道があったことを記憶している。
私が例に挙げたあるゲームは今から12年前くらいに、この様な違法なエミュ鯖が乱立していたものである。
当然、訴訟の対象ではあるのだが、あまりにも数が多すぎた。
訴訟するにしても、莫大がコストがかかるために運営元は大規模な本サーバーの仕様を変更。
こうすることで、間接的にこういった乱立したエミュ鯖を駆逐することに事実上、成功した。
しかし、現在でも続いている世界があるわけだ。
10年以上、クローズドな中でエミュ鯖を運営している者は、実は普通の会社員である。
ところがこの普通の会社員は、その世界では『神様』なのである。
その世界に集うプレイヤーたちは、その管理人を神様扱いしているわけである。
何故ならば、その神様の思うようにプレイヤーが遊んでいるゲームの仕様を変えることが出来るからだ。
その世界を管理している人が『ルール』を決めており、それにプレイヤーが逆らったら強制的に『BAN(退場)』させられるからだ。
生殺与奪は全て管理人が握っている。 正しくその世界においては『神』なのだ。
実際に10年前からその世界で遊んでいたNo.1プレイヤーがいた。
そのプレイヤーに敵う者はおらずに、そのプレイヤーはその世界では最強であった。
ゲーム内の美味しいところを独占しており、傍若無人に振る舞う。
強さがあれば、何でもワガママが通る世界であったわけだ。
しかし、その世界でNo.1であったとしても、神には勝てなかった。
神である管理人の仕様変更に口汚くそれを否定しにかかった為に、一瞬でそのプレイヤーは『BAN』されたのだった。
推定で数千時間という時間を費やしたキャラは消されて、追放されたという実例がある。
当然、違法なエミュ鯖を運営しているわけであるから、管理人も報復を恐れて対処を行ったようだった。
今ではよりクローズドな世界となり、一見の人間がそこに入ることは出来ないようになっている。
その世界に出入りしているプレイヤーの紹介が無ければ、そこで遊ぶことは叶わなくなっているそうだ。
この世界は今でも確実に動いている。
この様にとある違法なゲームサーバーを例にとってみましたが、これが『神になる方法』であったりする。
リアルでいうならば・・・
現実社会で例えるとすると、一番、分かりやすいのは『宗教』であったりする。
実際に宗教というのは、その流派によって絶対的に信奉する『神』がいる。
これには実態がないわけだが、その団体のトップは紛れもなく『神』といってもいいほどに影響力が最大である。
そのトップがルールを決めて、信者に対して様々な行動を促すことが出来るのだ。
あくまでその団体・その団体が運営する組織やコミュニティ・・・その世界においては代表は『神』と同格といっても過言ではない。
人間であることには間違いないのだが、絶対的なものとして追従する者達に受け入れられている状態。
その人間に従わなければいけない仕組みになっている。
そもそも、『神』という概念は人間によって造られたものである。
現代に至っては『神』というものは、単純に何か特定のことで『スゴイ』ことをする人間に向けられることであったりする。
要するに人間が人間にとって都合のよい一つの呼び方にしか過ぎないといっていい。
しかし、スゴイことに変わりがない。
とになく『神』というものは、その世界の創造主でもあり、その世界を改変することも出来る存在。
真実は見えましたか?
つまり何か特定の世界を創りことが出来て、そこに居つく人間を集めることが出来れば、誰でも神になれるということ。
ただ神である以上は、前述したゲームサーバーで言うのであれば運営していくことは大変である。
前述したエミュ鯖の管理人が何故、集うプレイヤーから神扱いをされていたのかといえば、様々な運営していくにあたる障害を乗り越えて10年以上続けているからだ。
それに加えて、金にもならないことをずっとやり続けている姿勢そのものも、神と評価されている所以であると言える。
過疎っても、何をしても未だに根強いファンや居つくプレイヤーがいるからなのだ。
もちろん、もしもどこかのタイミングでお金をとっていたのならば、おそらくは続いてはいなかったであろう。
現実、この様なエミュレートサーバーの運営者がプレイヤーからお金をとろうとして、潰れた例もあったりするのだ。
海外では同じようなことで数億円稼いだ『神』が逮捕されたという有名な話がある。(これはロシアだった)
今ならば違法であることを承知で、例えば暗号通貨をかましたりすれば・・・(おっとやめておこう)
まあ、私は法律に触れることは絶対にやらない主義なので、これ以上は書けませんが・・・。
何にせよこうしたことが出来る土壌があり、自分の創った世界においては神になれるということである。
もしかしたら読者さまの中には『神になれる方法』と聞いて、オカルティックな連想した方々もいるかも知れません。
しかし、オカルトを混ぜるならどんな理屈も通ってしまうわけで、それはあまりにも現実味がない。
繰り返しになりますが、『神』というのは古代人が作り出した概念・存在の呼称にしか過ぎずに結果的には人間の別称であると認識できるわけです。
そこには実は様々な仕掛けがあったりするし、意図的に人間が作り出せるものであるというのが答えです。
今日の記事というのは、ある意味・・・。
センスのいい方ならば『あること』に気づいたと思います(笑)
何か特定の物事に応用すればセンス次第では、あらゆる恩恵が自分に降り注ぐことになるかも知れません。
ピーンと来た人が、この記事をみて『あること』に気づいて、生活に役立ててくれたのならば、けーごは嬉しい限りです。
神とはいつの時代であっても人間が作り出すものである。 しかし、自らが望むならば神になることも不可能ではない。
それはあくまで特定の世界でのみのことであるが・・・。