一番、幸せな状態とはどんな時?

一番、幸せな状態はどんな時なのか?と聞かれた時・・・

 

好きな人といる時。

メシを食っている時。

頑張っている時。

 

などと、人によって答えは違う。

当たり前であるが、今回は一つの幸せの在り方の例を記してみます。

 

一番、幸せな状態は向かっている時

結論から言って、一番、人が幸せな状態の時というのは、夢に向かって進んでいる時である。

 

夢やゴールに向かって努力をしている時は辛いことが多い。

迷うこともあるし、諦めてしまったりすることもある。

その時には邪魔が入る場合もあるだろうし、失敗もおそらく確実にある。

 

普通に考えたらマゾいわけであるが、実はこの時が一番、幸せであることに気づいている者は、今までに小さい大きい関わらずに・・・

 

”自分でコミット(責任をとって引き受ける)した夢やゴールを達成した経験がある者”

 

であると言えるでしょう。

 

あるチャンピオンのお話

プロボクサー・元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也さんの話を聞いたのは、今から7年ほど前だった。

 

鬼塚勝也さんは幼い頃にボクシングの試合を見て、リングが眩しく見えたことを切欠にプロボクサーの夢を抱いた。

中学生になりジムに通いだして、高校生になりボクシング部に所属し、とにかく練習漬けの毎日であった。

格闘技をやっていたことがある方なら分かると思うが、ボクシングやキック、総合などの練習というのは実際は地味で単調で凄く辛い。

 

ボクササイズ程度ならば楽しんで出来ることであるかも知れないが、リングの上で命をかけて戦うことを前提にする練習は過酷そのものである。

 

鬼塚勝也さんはプロボクサーになり、4年後に見事世界王座を奪取した。

ところが鬼塚勝也さんは夢が叶った時には、そこにはもう恐怖しかなかったと語っていた。

 

5度の防衛を果たした後、6度目の防衛戦で初めて負けて引退した。

実際は負けたことによることではなく網膜剥離が理由であったのですが。

 

彼曰く

(試合が近づくと)死刑台の日が近づいている・・・あれだけスゴイ雲の上のあったはずのモノ(リング)が、もう死刑台に変わっとるんです。
(夢を)目指した時点で夢じゃなくなっとるんです。夢は夢のまま追い続けたらパラダイスなんす。

この話を聞いた時は、ただ鬼塚勝也さん、カッコいいなぁ・・・と思うだけだったわけですが。

 

世界は違うけど似たようなことを私も感じたことがあるわけですよ。

 

私の場合は虚無感に苛まれることに

私は鬼塚勝也さんの様に世界的に何かの王者になったこともなければ、有名になれたわけでもない。

 

しかし、それまで自由に生きる為の教育や、実経済の裏側など何も教育されていない私。

ある時期を境に自分のゴールを定めて、それに向けて一心不乱に頑張っていたことがある。

今思うと、この時の私が実は人生の中で『最強』であったと思っている。

当時の時代背景も良かったのであろうが、それでもとにかく頑張った。

 

10年・・・20年前に思い描いていた自分の理想としていた生活の98%が叶った状態になった。

 

私は今度はその生活を失うのが怖いとは思わなかった。

それはダイレクトに勝敗が決するという物事でも無かったからであろう。

 

しかし、夢が叶ってしまい、あとは落ちるだけだと思った私は更なる夢を掲げるのだが充分に満足してしまっていた。

結局、待っていたことは虚無感であった。

 

実は恐怖や不安というのは質的にはネガティブであるが、間違いなく活力になる源になる。

 

ところがこの虚無感というものは、そもそもが活力ではない、言いようのない感覚なのだ。

ポジティブでもネガティブでもない・・・ただ、何をやっても虚しいという様。

 

今思うと、これ凄まじく強烈だったんだなぁ・・・と感じているし、そんな経験を人生で経験できたことはプラスに考えている。

 

結果的には歩みを止めたわけであり、熱い活力が戻ってくるのはコロナショックが起きることであったというわけだ(笑)

 

今思い出すと夢が叶った時よりも、実は会社で仕事をして疲れた身体の状態で一心不乱に家に帰ってきてから頑張って、脳汁ドバドバ出していた頃の方が鮮烈に思い出に残っている。

どちらが辛いかと言えば、間違いなく夢が叶う前なのにね。

 

やはり、その時が実は一番幸せなのだ。

そして、鬼塚勝也さんの言っていることが改めて分かった気がした。

 

これからのこと

ここまで読むと、結局、夢を達成したらあとは落ちるだけという結論になるだろう。

だったら、結局、最初からやらない方が良くね?と思うかもしれない。

 

確かにそうなんだけど、落ちた後に再び自分の幸せな状態を創り出すために頑張る行為そのものが快感ならば、夢を達成したらまた落ちればいいのだ。

こういう人間というのは結局はサメのような人間であって、おそらくは死ぬまでマゾは治らないのだと思っている(笑)

 

まあ、そういう泥臭いことだったり、ストレスかかっている状態が一番、自分の能力が発揮できるというタイプの人間もいるということで締めくくらせてもらいます。

結局、私もそういうサガを持った人間だということも付け加えて(苦笑)

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